プロダクションノート/PRODUCTION NOTES

  • 多田に恋の予感?続編連載中のまほろ駅前シリーズ

    多田に恋の予感?続編連載中のまほろ駅前シリーズ
    第135回直木賞を受賞した2006年に刊行の三浦しをん著「まほろ駅前多田便利軒」。多田と行天のバツイチ便利屋コンビの物語は女性を中心に人気を博し、50万部を超えるベストセラーとなった。2009年には外伝「まほろ駅前番外地」が刊行され、現在は週刊文春にて続編「まほろ駅前狂騒曲」が連載中。多田に恋の予感が!?行天が抱える過去の謎は解明されるのか。人気シリーズとなった二人の行く末に目が離せない!
  • 町田生まれ 町田育ち の映画

    町田生まれ 町田育ち の映画
    まほろ市のモデルは東京都町田市である。町田は原作者の三浦しをんが住んでいた街。東京から出っ張るように存在し、神奈川と間違われる。本作冒頭、多田のナレーションにあるように、本当に天気予報がよく外れる。郊外都市だが、はっちゃけていて得体の知れないパワーのある街。本作は町田市初となる全面協力体制のもと、大部分が実際に同市(その数22カ所)で撮影された。平日の昼間でも通行量が大変多い町中や駅前に、最大200人以上のエキストラを入れた撮影は困難を極めた。プロデューサーの土井智生は「この映画は、小説の成り立ちからしても、町田市の全面協力がなければ成立しなかっただろう」と語る。
  • 元・体育館につくられた多田便利軒ロケセット

    元・体育館につくられた多田便利軒ロケセット
    多田便利軒の事務所は川崎にある某会社の元・体育館につくられた。広大なスペースの中央に立てられた事務所セットは細部までつくり込まれ、一年間に渡り多田と行天が共同生活をする場を見事に表現した。
  • 瑛太と松田龍平、四度目の共演

    瑛太と松田龍平、四度目の共演
    松田龍平の主演作『青い春』(02/豊田利晃監督)で映画デビューを果たした瑛太。その後、『ナイン・ソウルズ』(03/豊田利晃監督)、『アヒルと鴨のコインロッカー』(07/中村義洋監督)と続き、本作で四度目の共演となる。「プライベートで友人関係にあることは演じるにあたって関係ない。多田と行天として存在した」と語る二人の役柄は共に30代のバツイチ男。言えない過去を抱える謎めいた雰囲気、バディ映画としての絶妙な間と掛け合い、静と動の緩急。人気、実力共にトップランナーとなった二人の本格派俳優が演じる多田と行天が本作の最大の魅力であることは間違いない。
  • 増え続ける 実際の便利屋さん

    増え続ける 実際の便利屋さん
    日本全国に800店以上あると言われる町の便利屋さん。その数、スターバックスの店舗数と同規模である。最近ではフランチャイズによる全国チェーン展開や、女性だけのスタッフ構成など、個性を打ち出す便利屋さんが増え始めている。不況、デフレ、就職難……先行きの見えない時代にその存在は際立ち始めるかもしれない。
  • 大森立嗣× 岸田繁のハーモニー

    大森立嗣× 岸田繁のハーモニー
    『ゲルマニウムの夜』(05)や『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(10)で骨太の人間ドラマを演出してきた大森立嗣。本作でも脚本を手掛けた大森は、断片的なエピソードを積み重ねながら進行する原作の持ち味をそのままに、多田と行天の人生が少しずつ再生されていく様子を一年間の物語として区切りながら構築した。演出面においては、多田と行天の独特な関係性を時にコメディタッチに、時にシリアスに、時にハードボイルドにメリハリをつけて描き出し、これまでの作風とは違う新境地を見せる。企画の当初から大森の中には、“音楽=岸田繁”の構想があった。ソロ名義として初の音楽活動となる、くるりの岸田繁は、ピアノ、ギター、バイオリン、管楽器など、各シーンごとにメインとなる楽器を変えて展開し、本作の重層的な情動を増幅させた。「全面的に岸田さんを信頼してお任せした」と語る大森立嗣と岸田繁の化学反応が、本作の持つユニークな世界観をつくり上げた。
  • 真夏に撮った 一年間の物語

    真夏に撮った 一年間の物語
    本作の撮影は2010年7月12日から8月13日の一カ月間に渡って行われた。記録的な猛暑となった昨年夏に一年間の物語を撮る。夏のシーンは文字通り暑い。バスの運行調査中に熱中症で気を失う多田のシーンがあるが、瑛太は「ほぼ、本当に倒れた」と言う。秋や冬のシーンは重ね着をしなければならず、もっと暑い。全身にタオルで氷を巻き付け、汗をかかないように水分をできる限り取らない状況で挑んだ。細部まで冬であることを表現した美術や装飾、それを最高の状態で写そうとする撮影と照明。スタッフやキャストのめまぐるしい努力によって、真夏を舞台とする春夏秋冬の物語が完成した。
  • 映画の未来を。 リトルモア&フィルムメイカーズ製作作品

    映画の未来を。 リトルモア&フィルムメイカーズ製作作品
    本作は長年に渡りパートナーシップを組むリトルモアとフィルムメイカーズによって製作された。『ラブドガン』(04/渡辺謙作監督)、『空中庭園』(05/豊田利晃監督)、『ウルトラミラクルラブストーリー』(09/横浜聡子監督)、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(10/大森立嗣監督)など、若い才能を起用し、良質な映画を世に送り出して来た。『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(07/松岡錠司監督)では日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか、多数の映画賞を受賞した。